都心へのアクセスも優れていて、四季折々の自然が楽しめる緑豊かな三鷹市は、言わずと知れた不動の人気エリアです。そんな誰もが憧れる場所に土地を購入されたご夫婦がいらっしゃいます。きっかけは、当時お住まいだった賃貸住宅に限界を感じたことでした。まるで都心にいることを忘れてしまうほど穏やかな時が流れるこの場所で、新たに始まった理想の暮らし。そこは、ご夫婦のアイデアやセンスがふんだんに散りばめられた素敵な空間でした。お家が完成するまでの長い道のりのなかにどのようなエピソードがあったのか、Tご夫妻にお話を伺いました。

お家探しをはじめられたきっかけを教えて下さい。

きっかけは、今から一年前くらいに、たまたま物件サイトを見ていた時のことでした。

当時は賃貸住宅に住んでいたのですが、家が狭いことに加え、建物が木造だったこともあって、お隣の方の声や物音がダイレクトに聞こえてくることに限界を感じていました。最初は“家を買いたい”というよりも“引っ越しをしたい”という気持ちが大きかったのです。

その時に、ふと「長い目で考えると、もしかしたらマンションを購入するという方法もあるのかもしれない」と思い、「マンションでも買って引っ越そうか？」と、妻に伝えたことがはじまりでした。

そこからインターネットで物件を何件かピックアップして、いくつかの不動産会社に問い合わせをしてみました。

その中で一番レスポンスが早く、いろんなことを丁寧に教えてくれたのが殖産ベストの中村さんでした。正直なところ、問い合わせをしたものの、家を買うことについての知識もなく、「マンションが購入できたらラッキーだけど、そもそもマンションを購入することはできるのだろうか？」と不安な気持ちを抱えて、中村さんがいる殖産ベスト（荻窪店）へ話を聞きに行きました。

その日は中村さんのほかに、森本さんも同席してお話をしてくれました。私たちが不動産に対しての知識が一切なかったため、お二人は丁寧にわかりやすく不動産購入についてレクチャーしてくれました。

その後も色々と相談しているうちに、どうやらマイホームを購入できそうだ、ということがわかってきました。また、マンションと一軒家のそれぞれについて、購入した場合のメリットやデメリットのことも、詳しく説明して頂きました。初めは、マンションと一軒家を比較してみると、「コストがかかるのは一軒家」というイメージだったのですが、マンションは維持費等の費用がかさむことも考慮して、マンション購入から「一軒家を建てる」にシフトチェンジしたのです。

実は、この段階でも「本当に家なんて買えるの？」と半信半疑の状態でした。

そんな時に、中村さんが私たちのために用意してくれた資料が、後に私たちが住むことになる土地の情報が掲載されている販売図面でした。

今振り返ってみると、その図面に書いてあった金額は、この辺りの相場に比べて破格でしたが・・・、当時はまだ「高いからムリかもしれない」と、不安や希望が入り混じった状態でした。でも、以前、中村さんが「不動産購入はタイミングが大切です。買える人はすぐに希望の物件に出会えて買うことができますけど、買えない人はなかなか物件に出会うことができずに買えないままのことも多いんです」と言っていたことを思い出して、この土地がその物件なのかな、とピンときたんです。そして、「こんなチャンス二度とないかもしれないので、一度審査だけでもしてみませんか？」という中村さんの提案が、背中を押してくれました。

私たちが希望している条件は、長年住み慣れた場所から離れずに今までと変わらない生活を送りたい、そして広々とした家で、賃貸住宅のストレスから解放されたい、ということが最大の目的だったので、「ダメ元でもいいから、まずはやってみよう」という気持ちで審査をお願いしました。すると、見事にクリア！そこから本格的に理想の家づくりが始まりました。

まっさらな状態から“理想の住まいをつくり上げる楽しさ”について

その後は、中村さんがスピーディーに全ての手続きを済ませてくれたおかげで、スムーズに土地の契約をすることができました。また、私たち夫婦がクリエイティブな仕事をしていることから、森本さんにも「きっと、一から理想の住まいをつくるほうがお二人に合っていて、とても楽しいと思いますよ！」とご提案頂いていたこともあり、「自分たちで思い描いた理想の家をつくろう！」と思えました。結果として、本当にこの土地に出会ったタイミングが良かったですね。

それに中村さんは、毎月の支払額のシミュレーションを出してくれたり、注文住宅のためのハウスメーカーのリストを作成して下さったりと、至れり尽くせりのサポートをしてくれて。中村さんがいれば怖いものは何もない！と思えるほどでした（笑）。おかげで私たちは、家を購入したその先のことを学んだり、リストのなかからセレクトするだけだったので、面倒なことは一切なく、スムーズにマイホームへの道のりを進めることができました。

我が家は、TAINN DESIGN（タインデザイン）さんというハウスメーカーさんにお願いしました。TAINN DESIGNさんを選んだのは、私たち夫婦の要望を一番汲み取ってくれたハウスメーカーさんだったからです。

実はこの家の間取りは、1階を僕（ご主人）が、2階を妻が考えた間取りになっています。この間取りになるまで、寝る間を惜しんで何度も自分で図面を起こしました。

そして照明や家具選びも自分たちでやったのですが、なかでも一番時間をかけたのは壁紙のセレクトです。

TAINN DESIGNさんと意見を出し合いながら完成したこの家は、自分の作品の一部のような感覚ですね。賃貸住宅とは違って注文建築は自分の思い通りのイメージがそのまま形になるので、その過程がとても楽しかったです。

お家を拝見していると、照明にとてもこだわりを感じます。どんなところにこだわったのか教えていただけますか？

基本的に明るい部屋が好きなので、通常よりも多めにライトを設置しており、間接照明も随所に取り入れています。

この一手間を加えることによって、場所場所の雰囲気に違いが生まれます。直接照らすのではなく、内側に設置した照明を壁に反射させることで光がやわらかくなり、リラックスできる空間を演出しています。さらに、それぞれの部屋に合わせて照明をセレクトしています。

実は来年に向けて、もう少し照明を追加したいとTAINN DESIGNさんに相談しているところなんです。

一番お気に入りの場所や、使ってみてとても便利だと思うものはどこですか？

一番お気に入りの場所は、GRAFTEKT（グラフテクト）のカウンターキッチンです。作った料理をそのまま出すことができて便利ですし、ここでご飯やお酒を飲んでいるだけで、お店のような雰囲気を味わえるのでとても気に入っています。

それから、使ってみてとても便利だと思ったのはカウンターキッチンについていた食洗機ですね。私たちは共働きなので家事の時短になるアイテムは本当にありがたいです。

あとは、キッチンの真後ろに、パントリーや洗濯機、洗面所、お風呂を集約しているのですが、ひとつの場所にまとめたことによって家事の動線が以前よりスムーズになり、使い勝手抜群で快適です。

最後に殖産ベストを選んでよかったことを教えてください。

はじめはマンション購入についていくつかの会社に問い合わせをして、それに対して一番レスポンスが早かったのが中村さんだった、というのが最初の出会いですが、土地探しや家づくりの質問に対して、中村さんはメリットだけではなくデメリットも含めてちゃんと教えてくれたのがよかったです。

今は、家の購入を考えている知り合いや同僚などに、「殖産ベストがおすすめだよ」と伝えています（笑）。