【不動産投資の賢い始め方】30代・40代におすすめ!失敗しないためのステップを伝授
「不動産投資のことがわからないけど興味がある」「不動産で資産形成をしてみたい」と思ったときに、まずは何から始めたらいいかのステップや押さえるべきポイント、利回りの計算方法などをわかりやすくまとめました。
30~40代からでもできる、不動産投資の基本的な始め方を知りましょう!
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なぜ30~40代に不動産投資を始めるといいのか?
不動産投資は、インフレの時代に適した資産形成として重要な選択肢の一つ。
ただし、不動産投資を成功するためには適切な戦略と計画が必要なため、情報収集はもちろん、ある程度の時間や自己資金も必要です。
30~40代はキャリアや収入が安定し、資産形成に関心が高まる時期なので、不動産投資を検討することを始めるのにとてもいい年代といえます。
不動産投資を始める前に!目的と資金の準備を明確にする
いきなり不動産投資を行うといっても何から手を付けて良いかわからないと思いますが、「将来の資産形成」「家賃収入による収入の増加」「節税対策」など、不動産投資の目的が何なのかを決めて、その目標を設定することが重要です。
また、投資に必要な資金をどのように準備するのかも計画を立てます。自分の貯蓄だけでなく、住宅ローンや投資ローンを活用することも検討しましょう。
ステップ1|目標を立てる
不動産投資を開始するためには、まずは目標を立てます。投資の目的が、「短期」なのか「長期」なのかも明確にすると良いです。
1. 1〜3年程度の短期目標を設定
具体的には、どのくらいの収益を得たいか、どの地域で投資したいか、初期投資額をいくらにするかなど、1〜3年程度の短期目標を具体的に設定します。
例えば、「1年間で賃貸収入を年間100万円得る」「購入後3年以内にキャピタルゲイン(売買益)を得る」など。
2. 5〜10年後の中期・長期目標を設定
次に、5〜10年後の中期・長期目標を決めます。
例えば、「5年間で3つの物件を購入する」「10年後に月々の賃貸収入で生活費をまかなう」など、長期的なビジョンを持つことが大切です。
ステップ2|不動産投資のための知識を身につける
不動産投資を成功させるためには、継続的な学習と市場のモニタリングが必要です。不動産というものを少しずつでも理解していくと、投資勝率がアップしやすいですよ!
1. 不動産市場の基礎知識を知る
市場の動向、地域ごとの特性、物件の種類やそれぞれのメリット・デメリットなど、不動産市場の基本的な知識を学びます。
本や専門誌、ウェブサイトなどを活用し、不動産市場の最新情報をキャッチアップしながら、基本的な知識を身につけましょう。
2. 投資先の候補地域の市場調査をする
投資先として検討している地域の市場調査を行います。人口の変動、経済状況、交通アクセス、生活環境などを調べ、将来的に価値が上がるエリアなのかを見極めることが重要です。
3. 財務に関する知識は欠かせない
不動産投資には多額の資金が必要になるので、財務に関する知識も欠かせません。収益計算、利回りの算出方法、ローンの仕組みや税金について理解するようにしましょう。
特に、収支計画を立てるときには、正確な数値と現実的なシミュレーションは必要になります。
4. 法的知識は専門家にアドバイスをもらう
不動産取引には多くの法律が関わるので、賃貸契約の法律、土地建物の権利関係、税法などについて基本的な知識を持っていると、トラブルを未然に防ぐことにも繋がります。
それでも、素人では難しいものも多くあるので、不安なときは専門家にアドバイスを受けるといいですよ!
ステップ3|実際に行動して、専門家のネットワークも活用しよう
不動産投資の知識やデータばかりが増えても、それだけでは意味がありません。信頼できる各専門家とのネットワークや人脈をできるだけ広げるように実際に動いてみましょう。
1. 業界の人脈をできるだけ広げる
成功する不動産投資には、信頼できるネットワークが欠かせません。
不動産エージェント、弁護士、税理士、建築士など、各専門家との関係を築き、情報交換やアドバイスを受けることが重要です。不動産投資セミナーや業界のイベントに参加し、人脈を広げましょう。
2. 小規模な物件から始めるなど、実践的な経験も必要
知識をある程度身につけたら、次は実際に小規模な物件から始めてみるのも一つの方法です。
初めての物件購入は緊張するかもしれませんが、少しずつでも経験を積むことで次第に自信がつきますよ!
3. リスクを理解し、できる対策はする
不動産投資はリスクも伴います。空室リスク、修繕費用、金利の変動などのリスクを理解し、保険の活用や適切な物件選び、キャッシュフローの確保などの対策を立てておくことも大切です。
不動産投資の利回りとは?簡単な計算方法
不動産投資の「利回り」とは、投資物件から得られる年間収益が、投資金額に対してどれだけの割合であるかを示す指標のこと。
投資の収益性を判断するための重要な基準で、投資物件の選定のときにとても役立ちます!
表面利回り(グロス利回り)とは?計算方法を知ろう
表面利回りは、物件価格に対する年間の賃料収入の割合を示します。
年間賃料収入÷物件購入価格×100=表面利回り
【例】
年間賃料収入:120万円、物件購入価格:2,000万円の場合、表面利回りは6%です。
実質利回り(ネット利回り)とは?計算方法を知ろう
実質利回りは、年間賃料収入から管理費や修繕費、固定資産税、空室リスクなどの経費を差し引いた後の収益を基に計算します。
このため、表面利回りよりも実際の収益に近い指標なので、より正確な投資判断を行えます。
(年間賃料収入-経費) ÷ (物件購入価格+購入時諸費用) ×100=実質利回り
【例】
年間賃料収入:120万円、経費:20万円、物件購入価格:2,000万円、購入時諸費用:100万円の場合、実質利回りは4.75%
不動産投資の始め方を知って、できるだけ早い時期に資産運用を考えよう!
私が大好きで尊敬をしているブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオが、「これからの時代、お金の価値はどんどん減っていくことになるであろう。そして株式もそれほど信頼性が高いものではない」という発言をしています。
まだ世界基準だと信じられないほど金利が安かったり、不動産自体も安い日本において、インフレに強い不動産は資産防衛上で必要不可欠なものになるでしょう。
30~40代で不動産投資に興味を持ち、少しずつ実行に移すことはいいと思いますよ!
「不動産投資の始め方」について解説した不動産のプロは、この人
- 殖産ベスト株式会社
- 森本 大志(もりもと だいし)
- 幼少期を海外で生活し、不動産業の前は繊維や貿易関連の仕事に従事しし、グローバル的な感覚を持つビジネスパーソン。現在は、営業職から管理職まで、常にトッププレイヤーとして活躍しています!
- 【保有資格】
宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー - 物件探しはこちらから
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