将来の安定した収入源や資産形成のために、有効な手段といわれている「不動産投資」。ただし、動くお金も大きいので、失敗しないためのポイントを押さえながら慎重に投資を進めることが成功への近道です。

まずは不動産投資とはなにか、メリット、投資物件の種類などはもちろん、不動産投資をするときのポイントや基本の知識を知っておきましょう！

 不動産投資とは？

不動産投資とは、土地や建物などの不動産を購入し、その資産価値や賃料収入を通じて利益を得ることを目的とする投資手法。

例えば、購入したマンションを賃貸に出して家賃収入を得たり、購入後に物件価値が上がったタイミングで売却して利益を得たりすることです。

 不動産屋が教える！不動産投資のメリット7つ

メリット1｜安定した収入源

不動産投資は、賃貸物件からの家賃収入によって安定したキャッシュフローを得ることができます。特に長期的な契約を結んだ場合、一定の収入が長い期間見込めるため、ほかの投資よりも安定性が高いとされています。

メリット2｜資産価値の増加

不動産の価値は、長期的に見て上昇する傾向があります。特に、立地条件が良い場所や開発が進む地域では、物件の価値が大幅に上がることもあるため、将来物件を売却するときに大きな利益を得る可能性も。

メリット3｜インフレーションの回避

物価が持続的に上昇するインフレーションが進むと、不動産の価値も上がるのが一般的。そのため、インフレによる資産価値の目減りを防ぐ手段（インフレーションヘッジ）として、不動産投資は効果的です。

メリット4｜節税効果

不動産投資にはさまざまな税制優遇があります。
例えば、減価償却費を計上することで、所得税の課税対象額を減らすことができるほか、住宅ローン減税や固定資産税の軽減措置なども利用できます。

メリット5｜レバレッジ効果

不動産投資では、銀行などからの融資を利用して物件を購入することが一般的。
自己資金を少なく抑えながら、借入金を活用して大きな投資を行いリターンを増やすレバレッジ効果が期待できます。

メリット6｜多様な投資方法

不動産投資には、マンション区分、一棟アパート、一戸建て、駐車場など多様な選択肢があるので、自身のリスク許容度や投資目的に応じた柔軟な投資戦略を立てることが可能です。

メリット7｜実物資産としての安心感

不動産は物理的な実物資産であり、株式や債券と異なり無価値になるリスクが低いといえます。このため、資産を分散し、リスクを抑える手段として有効です。

 賃貸の不動産投資の種類とそれぞれのメリット・デメリットなど

購入した物件を賃貸に出して定期的な家賃収入を得る不動産投資の場合、物件選びは慎重に行います。
マンション、アパート、一戸建て、駐車場など物件の種類によって、それぞれメリットとデメリットがあるので、投資目的やリスク許容度、自分の投資スタイルにあった物件を選びましょう。

マンション一室の賃貸

マンションの一室を購入し、賃貸に出す投資法。

アパート一棟の賃貸

アパート一棟を購入し、全室を賃貸する投資法。

一戸建ての賃貸

一戸建て住宅を購入し、賃貸に出す投資法。

駐車場の賃貸

土地を購入し、駐車場として貸し出す投資法。

 不動産投資の利益の出し方

不動産投資で利益を出す方法は、主に以下の2つがあります。それぞれ特徴が異なるため、投資目的や市場の動向も含め検討しましょう。

インカムゲイン（家賃収入）

インカムゲインとは、物件を賃貸に出すことで得られる定期的な収入のことで、賃借人からの家賃収入がこれに当たります。

物件の立地や管理状態が収益に大きく影響するため、適切な物件選びと管理が重要！高い稼働率を維持し、空室を避けることで、安定したキャッシュフローを確保できます。

キャピタルゲイン（売買益）

物件の売却益で利益を得る方法です。購入時よりも高い価格で物件を売却することで、キャピタルゲインを得られます。
市場の動向やエリアの発展状況を見極め、値上がりが期待できる物件を選ぶことが成功の鍵。購入時に物件を安く手に入れることが重要なので、タイミングもポイントです。

 注意！不動産投資のリスクやトラブルを避けるためのポイント

不動産投資の失敗を避けるためには、物件の立地、建物の状態、周辺環境などを評価しながら、将来性、資金計画などもしっかり考えることが大切です。その中でも押さえておきたいポイントを5つ紹介。

ポイント1｜地域の条件や特徴を調べる

気になる不動産がある地域の治安や学校、駅や道路などのアクセスを調べます。良い立地条件が将来的な収益につながります。

ポイント2｜物件の状態を把握する

物件の建物や設備の状態を詳しく調査しましょう。表面上はきれいでも、見えない部分に問題があった場合、修繕やリフォーム費用が予想以上にかかる場合があります。

ポイント3｜法律や契約の確認をする

賃貸契約や地域の規制、税金のことなど、法律の知識を最低限でも身につけることが必要です。契約書をよく理解し、不安な場合は専門家に相談することも大切です。

ポイント4｜資金計画を立てる

投資にかかる全ての費用を計画し、予想外の出費に備えることが重要。適切な財務計画を立てましょう。

ポイント5｜信頼できるパートナーをつくる

不動産エージェントや専門家との信頼関係を築きましょう。アドバイスを求めたり、情報交換を行ったりすることで、トラブルを避ける助けになりますよ。

 不動産投資は、安定した資産形成のための魅力的な選択肢

不動産投資は、安定した収益源と資産価値の増加を目指す魅力的な選択肢です。適切な地域・物件の選定とリスク管理が成功の鍵。知識と戦略を磨き、資産形成を目指しましょう。

 「不動産投資とは？」について解説した不動産のプロは、この人

殖産ベスト株式会社

森本 大志（もりもと だいし）

幼少期を海外で生活し、不動産業の前は繊維や貿易関連の仕事に従事しし、グローバル的な感覚を持つビジネスパーソン。現在は、営業職から管理職まで、常にトッププレイヤーとして活躍しています！

【保有資格】
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

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