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How to buy property物件購入前のあれこれ

「建売住宅」のメリットとデメリットとは?購入するときの注意点・諸経費・流れなども知ろう!

建売住宅は新築+土地
建売住宅ってなに?デメリットはあるの?など、不動産のプロが考える建売住宅の魅力や注意点、購入の流れや諸費用など、建売住宅で失敗しないためのチェックポイントなどを紹介します!

 建売住宅とは?

整備された土地とその上に建てた、もしくは建つ予定の一戸建ての家をセットにして販売される住宅を「建売(たてうり)住宅」といいます。

戸建住宅とは?

建売住宅
「戸建(こだて)住宅」とは、一棟の建物が独立している住宅のこと。一棟の中に、二~三世帯で住むようにつくられている建物も戸建住宅です。

分譲住宅とは?

分譲住宅
広い土地の中をいくつかの区画に分けて、それぞれの土地とその上に建った戸建住宅をセットにして、ほぼ同時期に販売されるものを「分譲住宅」といいます。
ひとつの建築会社が、同じような設計で系統の近いデザインと素材で建てることが多いため、そのエリア一帯に統一感が出るのも特徴です。

注文住宅とは?

注文住宅
自分が所有する土地に、自分の希望を盛り込んだ戸建住宅を建てることを、一般的に「注文住宅」といいます。自分好みの唯一無二の家を建てられることが、最大の魅力。
「注文住宅」といわれるものの中には、フルオーダー住宅、セミオーダー住宅、 規格住宅が入ります。

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 建売住宅のメリット 3つ

メリット1. 購入コストを抑えられる

5,980万円の戸建て住宅
建売住宅は、すでに上下水・ガス・電気などのライフラインが整った状態の家が建っています。そのため、土地に関する地盤調査・改善、整備、工事などをする必要がありません。
また、駐車場・塀・門・植え込みなどの外構もできた状態で販売されることが多いため、追加の建設費用は通常かかりません。

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メリット2. 入居までの日数が短く、スケジュールが組みやすい

入居日などの予定が入った4月のカレンダー
建売住宅の場合、家が完成している状態であれば、最短1カ月程度で入居できることも。
たとえ建物が建築途中でも、完成時期はほぼ決まっているので、入居日や手続きなどのスケジュールが組みやすかったり、現在の住まいにかかっている支払いやローンなど、重複する支払いがないように調整できたりするメリットもあります。

メリット3. 実物をみることができる

内見を案内する不動産会社のスタッフ
家が完成していれば、外観はもちろん、中も実際に内見することができます。写真や画像でわかりにくかった家の中の広さや光の入り具合なども直接確認でき、実際に住むイメージが付きやすいのがいいですね!

 建売住宅のデメリット

せまいキッチンや家具とサイズが合わない室内

デメリット1. 間取りや設備などの変更ができない

建売住宅の家は、すでに建っているか完成時期が決まっているものなので、デザインや間取り、室内の設備や仕様など、個別に変更することはできません。

基本的には、どなたでも使いやすくセンスの良い家にはなっていますが、「持っている家具が合わない」「自分たちにはこの部分が使いにくい…」など、住んでから気が付くことも。
こんなことにならないように、内見のときにしっかり確認しておきましょう。

デメリット2. 建物の外観が似る

建築会社は同時期に、設計や設備、デザインや雰囲気が似た家を複数建てるため、どこかで見たような家になることも。
ただしそれは、建築会社が建売住宅用の建築資材や各種設備機器を大量発注し、仕入れの金額を抑えながら住みやすい建売住宅をつくっているということです。
そのおかげで、建売住宅の販売価格が抑えられるというメリットにつながっています。

 建売住宅を購入するときのおおまかな流れ

  1. 申し込み
  2. 契約日・契約条件の調整
  3. 重要事項説明、不動産売買契約の締結
  4. 住宅ローンの契約
  5. 残代金支払い、引き渡し
  6. 入居

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 建売住宅を検討・購入するときのポイントや注意点

間取り図と室内を確認する女性

Point1. 最低限必要な建物面積(延床面積)をある程度決めておく

まずは、家族の生活に最低限必要な「各階の床面積の合計=建物面積(延床面積)」を決めておくのがポイントです。

建売住宅の物件情報には、間取りと一緒に建物面積が載っていますが、数字だけで広さをイメージしづらいこともあります。希望に近い見学できる建売住宅をいくつか内見してみて、建物面積と実際の広さがどのくらいなのかを知っておきましょう。
それを基に、最低限欲しい建物面積をある程度決めておくといいでしょう。

Point2. 持ち物が収まるかどうかや家事導線など、内見時に細かい部分も確認

実際に住んでみたら車が車庫に入らない・入りづらい、家具や電化製品が収まりづらいなど、ついつい見落としてしまいがちな部分です。
価格・立地・設備だけで即決せず、生活を始めてから困ることがないかなど、内見のときに以下のような細かいところもしっかりと確認しておきましょう。

  • 持っている家具や家電が入るか
  • 車がカースペースに入るか、または入りづらくないか
  • 部屋の数は足りているかどうか
  • 家事導線は悪くないか など

Point3. 立会いのときに、引渡し前の傷や汚れのチェック

家の中をチェック
建売住宅は、家が建った後に不特定多数の人が内見しているため、室内に傷や汚れなどが付いている場合があります。
契約後に「立会い」といって、不動産会社と傷や汚れなどをチェックするタイミングがあるので、そのときにしっかりと確認して、もし気になるところがあれば指摘します。
必ず、納得した状態で引渡しを受けましょう。

 建売住宅の寿命ってある?長持ちさせるコツは、外側のメンテナンス

建売住宅に雨や風がかかる
建売住宅は木造建築が一般的で、平均寿命は60年前後といわれています。ただし、新築で住んでから全くメンテナンスをしていなければ、その寿命はどんどん縮まります。

木造建築の一戸建ては、外気にふれている部分が特に消耗しやすい性質があるので、定期的に外壁・屋根・バルコニーなどのメンテナンスをしてあげると、家が長持ちしますよ。

 建売住宅購入にかかる諸費用について

建売住宅には、物件価格の5~8%が別途諸経費としてかかってきます。
土地や建物それぞれにさまざまな諸経費がかかる注文建築と違い、建売住宅にかかる諸費用はいたってシンプルですね。

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生活するために必要な費用も予定しておこう

建売住宅の取得にかかる諸費用と別に、生活を始めるために必要な以下のようなものにも費用がかかります。あらかじめ予算を立てておくといいですよ。

  • エアコン
  • カーテン
  • カーテンレール
  • 網戸
  • TVやネット環境
  • 照明
  • 引越し費用

 一度は検討しても損なし!メリットの多い建売住宅

市場に出ている建売住宅はとても多く、間取りや設備もより良く住みやすい家になっています。土地と建物がセットでお得なうえに、住む前に実際に家の内外を確認でき、実際の生活がイメージがしやすいのも大きなメリット。
注文住宅のような建売住宅も増えているので、「絶対に注文住宅で建てる!」と決めている方も、ぜひ一度、家づくりの参考に建売住宅の見学してみるのもいいかもしれませんよ。

 「建売住宅」について解説した不動産のプロは、この人

田草川
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田草川 聡(たくさがわ さとし)
不動産購入・売却において必要な知識はもちろん、吉祥寺・三鷹・荻窪・中野などの城西地域の情報にも詳しいです!自ら注文建築をした経験を活かして、エリアや土地、建物、暮らしなど、どのようなプランがお客様の生活にマッチするのか、どのような建築会社がおすすめかなど、さまざまな角度から提案をさせていただきます。
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