コスパがいい⁈「旗竿地」のメリット・デメリットを知ろう! #暮らしさがし3
家探しをしていると聞くこともある、「旗竿地」について解説いたします。
「旗竿地」の解説動画はこちら!
【5分でわかる】旗竿地(はたざおち)とは?~同じ立地でもお得な土地~
「旗竿地」とは?読み方は、はたざおち
「旗竿地」の読み方は、はたざおち。道路に接している「間口(まぐち)」と呼ばれる部分が狭く、細長く伸びた敷地の先に、袋地があるような形状の土地のことをいいます。
上から土地を見たときに、旗を竿につけたように見えることから「旗竿地」と呼ばれています。
不動産会社では、「敷地延長」略して「敷延(しきえん)」と言ったり、販売図面やインターネットの物件概要などでは、「路地状部分あり」と表現されたりします。
旗竿地が生まれる理由
相続などによって、売り主様が手放すことになった大きい土地を、販売しやすいように分割することで生まれるのが「旗竿地」です。
道路に接している「間口」が広い土地であれば、ようかんを切るように、土地を等分して分割することができます。
しかし、間口の狭い土地を単純に等分すると、建物が細長くなってしまうなどの理由で、上手く分割できないことがあります。そんなときに、道路に近い部分は間口を広く、道路から通路状の敷地を通った奥に建物用の四角い土地を確保、という分割の方法を取ることで、どちらの土地にもきれいな形の建物を建てることができるようになります。
旗竿地のメリット
旗竿地は、土地の値段が安い傾向にあるだけでなく、路地状部分を駐車スペースとして有効活用できる、プライバシー性が高いなどのメリットもあります。
旗竿地は土地のコスパが良い
旗竿地は、手前の土地に比べて、坪単価が安くなる傾向があります。
手前と奥で分割された土地がある場合、手前の整形地か奥の旗竿地かの違いだけで、500万円の価格差がつくということもめずらしくありません。
隣り合っている土地なので、地域・周辺環境・駅までの距離・学区など、条件的にはほぼ同じ。それで500万円も安いとなると、旗竿地のコスパの良さがわかりますね。
旗竿地のデメリット
もちろん、旗竿地にあるのはメリットだけではありません。その土地の形状や状況によっても変わってきますが、デメリットには以下のようなものが考えられます。
- カースペースが不要な場合は、通路部分が無駄になる
- 路地状部分は幅が限られているので、駐車するための運転技術が多少必要なことも
- 日当たりが、手前の区画には劣ることが多い
- 注文住宅の場合は、外構工事の範囲が広くなるので費用アップの可能性も
動画でチェック!お得な土地⁈旗竿地について
旗竿地を動画でわかりやすく解説しています。ほかにも、不動産会社ならではの動画をたくさん公開中!
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