知ってましたか?「宅地建物取引業免許番号」#暮らしさがし3
不動産の販売図面などに小さく書かれている番号、「宅地建物取引業(宅建業)免許番号」。
見落としがちですが、企業の信用度をはかるにはちょっと便利な数字です。今回は、この免許番号について解説いたします。
動画
こちらから、動画による解説をご覧いただけます。ほぼ全編に渡って字幕を付けていますので、音声OFFでもお楽しみいただけます。
宅建業免許番号とは?
私たち不動産業者というのは車の免許と一緒で許可を受けなければ、事業を行うことができません。
これが、当社の免許番号です。
東京都知事(8)第50593号
パーツごとに意味がありますので、それぞれ見ていきましょう。
免許を出した主体はだれ?
一番左に書かれているのは、免許を交付する主体です。
この免許を交付する主体は2パターンありまして、国土交通大臣免許、または都道府県知事の免許、のどちらかになります。
都道府県をまたいで事業所がある会社は国土交通大臣免許です。仮に2店舗しかなくても、東京都に1店舗、埼玉県に1店舗、で営業していれば、国土交通大臣免許になります。
逆に、ひとつの都道府県内にしか店舗を構えていない場合は都道府県知事免許となります。例えば東京に20店舗構えている会社で、他の県などに出店していなければ、東京都知事免許です。
また、全国区に展開してるような会社の場合は、国土交通大臣免許となります。弊社は東京都内のみで展開していますので東京都知事免許です。
()の中の数字はなに?
かっこの中の数字、この数字は免許を更新した回数を表しています。
今は5年に度更新することになっていますので、この数字が「1」と表記されている会社は、「免許を受けて5年以内の会社」、ということになります。
そして、当社の数字は・・・「8」です!ちょっと自慢です(笑)!
「40年企業」のように見えますが・・・昔は免許の更新が3年に一回だったので、実際は、創業30年を迎えたところです。「老舗」とまでは言えませんが、結構歴史と実績のある会社なんです。
例外として、例えば都内だけで展開している当社が、もし神奈川にも支店を開設した場合、東京都知事免許から国土交通大臣免許に切り替えなければいけません。その場合は、かっこの中の数字が「1」に戻ってしまいます。必ずしも、「かっこの中の数字=業界歴」と言い切ることはできませんので、ご了承ください。
ただ一般的には数字が多いと実績・経験がある会社という、ひとつの目安にしていただいて良いと思います。
最後に()の後ろの番号、これは許可を受けた際に割り当てられた番号です。
※動画による解説はこちらから→https://youtu.be/yFkjQPByQbc
この記事を書いた人
- 殖産ベスト吉祥寺本店 取締役
- 矢島 大
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