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美しく並ぶ昆虫標本がずらり! 三鷹「諏訪クワガタ昆虫館」

    • 三鷹市 おでかけ
  • 三鷹の森ジブリ美術館そばにある、クワガタムシ・カブトムシの標本を展示する個人の昆虫館です。約250種、500匹の標本が展示されていて、夏休みには、飼育中のクワガタムシやカブトムシを触ることができます。

 吉祥寺通り沿い、黄色い看板が目印

場所は、吉祥寺駅から歩いて16分ほど。アトレ吉祥寺本館西口前の「吉祥寺駅前」交差点をすき家方面へ渡ってそのまま直進します。井の頭公園沿いを歩き続け、萬助橋を渡って交差点を着物販売店「千粋」側へ右折。井の頭公園を左手に眺めながら歩いて約4分で到着です。入り口の黄色い看板が目印。

諏訪クワガタ昆虫館の外観

 

 身近なクワガタムシ、カブトムシを見比べてみよう

「諏訪クワガタ昆虫館」は、長野県諏訪で1995年に開館。2000年7月に三鷹に移転・オープンしてから今年で20周年を迎えました。国内外のクワガタムシ、カブトムシ約250種、500匹の標本がずらりと並んでいます。

諏訪クワガタ昆虫館の店内

「収集家だった父が初代館長として長野県諏訪で運営していた施設です。父が亡くなって2代目として引き継いでからは、生家にも近く、自然とも触れ合える場所としてこの場所に移転してきました」と2代目館長の清水将文さん。展示のことはもちろん、クワガタムシ・カブトムシの魅力を教えてもらいました。

靴を脱いで館内にあるスリッパを履いてからチケットの購入を。中学生以上300円、入園児以上200円。入館は小学生まで保護者同伴をお願いしています。

諏訪クワガタ昆虫館の受付カウンター

受付カウンターの手前にあるコルクボードに、切り紙で作ったクワガタムシやカブトムシを発見! この切り紙は昆虫館を訪れた人からの贈り物なんですって。ギザギザの足など本物そっくりです。

諏訪クワガタ昆虫館のコルクボード

諏訪クワガタ昆虫館の切紙で作ったクワガタ

諏訪クワガタ昆虫館の切紙で作ったカブトムシ

 

 生きた昆虫の飼育展示もあり

窓辺ではコクワガタとカブトムシの幼虫を育てています。木の幹の中にいるのがコクワガタ、土の中にいるのがカブトムシです。

「クワガタムシやカブトムシの幼虫は森の中で朽木や腐葉土を食べて土に返すという分解者の役割を持っています。土を良くする生き物なんですよ。昆虫の生態を知ることで自然のサイクルや自然と人間との共生を学んでもらいたいと考えています」と清水さん。

諏訪クワガタ昆虫館の木の幹の中にいるコクワガタ

諏訪クワガタ昆虫館の土に中にいるカブトムシ

さらに、飼育展示の上のスペースに清水さんの作品「雑木林幻想」が展示されています。よく見ると、カブトムシがもう1匹のカブトムシを持ち上げている姿が!

諏訪クワガタ昆虫館の雑木林幻想の展示

「どんぐりたちが見守る中、クワガタムシやカブトムシが相撲をとっている姿を表現しています。私が子どものころは、里山に出かけてよく相撲をとらせて遊んでいました。里山が遠いこの場所では難しい遊びかもしれませんが、こうして展示を見ることによって身近に感じてもらえたら」と清水さん。

展示用に生きた昆虫を集めたわけではなく、採集に出かけた先で死んでいる昆虫を拾うなどして、コツコツと20年かけて集めてきたそう。ほかにも、ススメバチが行司をしていたりするなど、今にも動き出しそうな臨場感あふれる展示に。

諏訪クワガタ昆虫館の臨場感あふれる展示

 

 なかなか見ることのできない昆虫たちが大集合

収集された標本が壁一面にずらりと展示されていて圧倒されます。雄雌が対になって左右対称に整理整頓された様子がとても美しく感じました。

標本には和名や体長が書かれたラベルがあります。朱色のラベルが主に日本で生息しているもの、緑色が日本以外で生息しているものになります。

日本最大のクワガタといえばオオクワガタ。子どものころ、夢中になって追いかけていたであろうオオクワガタもここでじっくりと観察できます。クワガタの特徴的な大あごは迫力がありますね。

諏訪クワガタ昆虫館のオオクワガタ

日本のカブトムシは全部で6種類と意外と少ないです。展示されているのはそのうち3種類。

諏訪クワガタ昆虫館のカブトムシ・サイカブトムシ・コカブトムシ

世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトです。明るい黄色と立派な角が魅力的。実はこのヘラクレスオオカブトは標本になって60年経っているそう。そうは思えないほどツヤがあって驚きました。

諏訪クワガタ昆虫館のヘラクレスオオカブトムシ

ほかにもヒラタクワガタやミヤマクワガタ、世界最長になるクワガタと言われているギラファノコギリクワガタなど珍しい標本があります。色や形の違いなど多彩な魅力を持つカブトムシやクワガタムシ。虫眼鏡と懐中電灯、昆虫図鑑も置いてあるのでじっくりと観察してみては。

諏訪クワガタ昆虫館の虫眼鏡と懐中電灯

 

 映像で解説

ひととおり観察し終えたらビデオコーナーへ。受付に声をかけると「雑木林のクワガタムシ」という映像を見ることができます(約10分)。

諏訪クワガタ昆虫館のビデオコーナー

 

 新型コロナウイルス感染予防の取り組み

マスクの着用をお願いしています。今後の開館時間などは電話で確認してください。

 

 まとめ

ひとくちにクワガタムシといっても、その種類は多種多様。日本だけでなくさまざまなエリアの標本がそろっているので、その違いを見比べるのも楽しいです。一家そろって昆虫好きはもちろん、虫が苦手な大人も、子どもと一緒に触れ合ってみませんか?

諏訪クワガタ昆虫館の外観

諏訪クワガタ昆虫館

電話
0422-49-2787
開館時間
9:30~13:00、14:00~17:30
休館日
月・木曜日
住所
東京都三鷹市下連雀1-14-4 Google Mapで見る