
【閉店】西荻窪にある”かつ丼”の名店「坂本屋」
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日本一とも称される「坂本屋のかつ丼」。ひとつひとつ丁寧に作られたカツを味わい、郷愁を感じてみませんか。
※2023年9月追記 こちらのお店は閉店されたそうです。
久しぶりに西荻窪にある行列のできる「かつ丼」の名店、坂本屋さんに行ってきました。
昔から変わらない、赤い庇に白文字の「坂本屋」
JR中央線「西荻窪駅」北口。アーケードのある商店街を北に向かって歩くこと2分。信号機のある角に、小さなガラスのショーケースと、赤地に白で書かれた「坂本屋」の文字が見えてきます。
いまの会社に入社した十数年前に、先輩から「ここのかつ丼は絶対に食べないとダメだよ」と言われたあの味。私にとってこの店のかつ丼は、田舎のおばあちゃんに会いたくなるような、そんな懐かしさを感じる一品です。
「坂本屋」は週3日、ランチのみで営業中
昨年は長い時間休業されていたようでしたが、今は週3日、お昼時のみの限定営業をしています。
元々は中華料理屋さんで、かつ丼以外のメニューも多数あり、ご家族でお店を切り盛りしていました。
いまはご主人と奥さんの二人だけで手際よく、名物のかつ丼を提供しています。
「坂本屋」恒例の風景になった行列
訪れたのは雨の降る土曜日、開店時間の15分前に到着すると既に8人が並んでおり、開店時間に行列は約30人に増えていました。
開店時間と同時に店内に案内され、第一陣最後の一人で着席することができました。
店内はテーブル席とカウンターを合わせて14人が座れますが、現在は隣との間隔を空けるようにしているようです。
店内のテレビを観ながら出来上がりを待つ一体感・・。昭和な感じがするこの雰囲気。こんな雰囲気の中でスマホをいじるのは野暮ってもんですね。
窓辺で出番を待つ七味唐辛子・・。
「坂本屋」の丁寧さは変わりません
カツは注文が入る毎に揚げ、揚げたてを玉子でとじてかつ丼にします。
開店からおよそ10分。カウンターで待つ最初のお客さんにかつ丼が出されました。
奥さんが親子鍋で一人前づつ丁寧に作ることを考えれば、十分短い待ち時間だと思います。
最後の私にもおよそ15分でかつ丼が到着。
甘すぎず、辛すぎず。奇を衒うこともなく、昔から変わらず丁寧に作られた味は、誰もがイメージできる、日本一の「普通のかつ丼」!
一見さんが行列するインスタ映えする店ではなく、この味を求めてリピーターが列をなす名物の「かつ丼」。
ぜひ一度味わってみてください。
昭和の空気が残る「坂本屋」のカツ丼はいつまでも
お元気な店主さんお二人ですが、既に古希をすぎていらっしゃるとのこと。
この懐かしくも癒される「坂本屋」の味を大切に、いつまでもお元気でかつ丼を作り続けてほしいですね。

坂本屋
- 電話
- 03-3399-4207
- 営業時間
- 11:30~15:00
- 定休日
- 月・水・金・日
- URL
- https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13001134/
- 住所
- 杉並区西荻北3-31-16 Google Mapで見る