吉祥寺「レストラン ペティヤン(Restaurant Petillant)」は、食のアートのような本格和食フレンチ!
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吉祥寺
グルメ
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吉祥寺の成蹊大学の近くにある「レストラン ペティヤン(Restaurant Petillant)」。
創意工夫が詰め込まれた料理は、まさに食のアートのよう!旬の味を存分に生かした料理に感動の連続です。
がんばった自分へのご褒美に、毎月でも通いたくなるお店です♪
「レストラン ペティヤン」は成蹊学園正門の目の前!
「レストラン ペティヤン(Restaurant Petillant)」は、五日市街道沿いにあるレストラン。成蹊学園(せいけいがくえん)の目の前にあります。
バスで行くなら成蹊学園前で下車がベスト!
JR吉祥寺駅からは徒歩だと15分、バスだと5分で着きます。
吉祥寺駅北口バス乗り場の1番・2番から出ている関東バスに乗って、「成蹊学園前」で下車してすぐ。
バスの本数も多いので、便利ですよ!
テラス席もある居心地の良い「レストラン ペティヤン」の店内
「レストラン ペティヤン」の外には2人がけのテラス席があり、ペットも一緒に食事を楽しむことができます。
店内はおしゃれな音楽がかかっていて、オレンジのライトとネイビーの壁が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
カウンター席の背後の壁には、ワインのビンがずらり。
温かみのあるカウンターやテラス席は、オーナーシェフの手作り
テラス席の他に、カウンター6席、4人がけテーブルが1卓あります。
重厚感と温かみのある木製のカウンターは、オーナー自らがDIYで作られたんだとか。
ゆっくりと時間が流れるような空間を味わいたい人にはぴったりです。
隠れ家的な雰囲気の4人席
テーブル席の横には水槽があり、ゆらゆらと泳ぐ様がきれいな熱帯魚を鑑賞しながら、穏やかな時間を過ごすことができます。
予約をして行かれる方が多いそうですが、仕事終わりにふらっと入れそうな隠れ家的雰囲気がたまりません。
「レストラン ペティヤン」のメニューは、4種類のコースがメイン
この日の4種類のコース料理はこちら。旬の食材を活かした月替りの内容です。
夏の間は、アラカルトも注文できるそうですよ。
料理にぴったりなドリンクが飲める♪
ドリンクメニューには王道のアルコールから、日本酒、ウイスキーなどがあり、中でもワインの種類が豊富で、料理にマッチしたものを聞くと、オーナーがぴったりのものをセレクトしてくれます。
コース料理には、ワインマリアージュを付けることもできます。
プレーンコース 7,800円をオーダー
このときは、プレーンコース7,800円を選択。
8月ということもあり、サバをワインビネガーでマリネしたものや桃の冷製スープなど、すっきり清涼感のあるコース内容です。
ちなみに月替りのメニューの詳細は、公式ホームページにてチェックできます。
アミューズ|パプリカのムース ブリオッシュ
アミューズのパプリカのムースはふんわりなめらか。しゅわっと空気のような食感で、口当たりがとっても良いです!
パプリカと生クリームのみを使って、パプリカの甘みを限界まで引き出している一品。
ムースの上に乗っているの赤い粉はフランスとスペインの国境あたりにあるバスク地方の調味料、“ピマンデスプレッド”。パプリカを使った一味唐辛子のようなものだそうです。
ムースの下にはトマトのフレッシュトマトをピューレ状にしたソースが敷かれていて、ムースと絡めると甘酸っぱい風味が混じり合い、清涼感のある味わいになります。
添えられた自家製ブリオッシュは、驚くほどサックサクで、中はジュワッとしっとり。
練り込まれたバターの香りが口いっぱいに広がった後に、小麦粉の甘みを感じます。
ブリオッシュはそのまま食べても、ムースと一緒に食べてもおいしいです。
季節の前菜|夏鯖 大根 胡桃
季節の前菜の一つ目のサバは、夏が旬のゴマサバで、白ワインビネガーを使用してシメサバに仕立てています。
そのサバに、炭を押し当てて火を通すので、サバの香りが煙と共に店内に立ちこめます。これだけでワインが飲めそうなくらい良い匂い!
お皿が目の前のカウンターで仕上がっていくので、香りだけでなく、オーナーシェフのこだわりの調理方法を目の前で見る楽しみもあります。
サバの土台になっているのは、大根のピクルスに玉ねぎとクルミを挟み、ホワイトグレープフルーツをのせたもの。
上にのっているのは、葉っぱは蓼(たで)のスプラウト。散らしてある赤い粉は、ビーツの皮を粉末にしたもので、香り付けのアクセントです。
普段あまり食べないような食材が多く、新鮮な味が楽しめました!
赤いソースがビーツのピュレ、黄色いソースが自家製のマヨネーズです。
自家製マヨネーズは酸味が強めですが、グレープフルーツや大根に合うんです!
ビーツは食感が少しあり甘めです。こちらもシメサバに合うので、どっちを付けたらいいか迷ってしまいますよ。
自家製パンはおかわり自由
パンは自家製で、一つは赤ワインと胡桃が入ったハード系パンで、もう一つはニンニクとハーブのフォカッチャ。
本場のヨーロッパの味を日本人の口に合うように、アレンジを加えているとのことでした。
パンに付けるオイルは、ヨーロッパの北は動物性のバター、南は植物性のオリーブオイルが多く使われているそうで、「レストラン ペティヤン」では両方が添えられています。
相性のいいパンもそれぞれ違い、ハード系パンはバターを、フォカッチャはオリーブオイルを試してほしいとのこと。
どちらも試して違ったパンの甘みやうまみを感じたり、自分の好みを探すのも楽しみ方の一つですね。
私はシェフがおすすめしてくれた通りの食べ方が、お気に入りでした♪
ちなみにパンは作り置きがあるときは、買って帰ることも可能だそうで、公式オンラインショップでも焼き立てを冷凍したものが購入できます。
スープ|桃のスープ
桃の冷静スープは、桃がザクザクと入っているのでデザートのように感じると思いきや、ベーコンや仕上げでかかっている岩塩がしっかり前菜を感じさせてくれます。
ベーコンの塩味が桃の甘さを引き立て、ひんやりと喉越しがいいスープがそれらをバランス良くまとめています。
桃とベーコンが合うのはびっくり!
桃の甘みは塩気との相性が良いそうで、生ハムなども合うとのことでした。
食べ進めていくと、添えられているバジルソースが混ざり、風味がガラッと変わります。
変化を楽しみながら味わえるので、あっという間に食べ終えてしまいます!
スープ|スープ・ド・ポワソン
こちらは「レストラン ペティヤン」でも不動の人気メニュー!魚だけでつくった〝スープ・ド・ポワソン〟です。
甲殻類は使用していないので、アレルギーがある方でも食べられるのがうれしいですね。
塩も最低限しか使わない魚を凝縮したスープで、魚の味をしっかり感じるとても濃厚な味です。
このメニューはお客さんにも人気で、コースに入れてほしいという声が多く、月替りのコースメニューの中で唯一定番になった料理だそうです。
まずはそのまま食べてスープを味わいます。その後に、オリーブオイル、ニンニク、たまごのアイオリソースで味変が楽しめます。
とっても濃厚で、本当においしいです。これ目当てにくるのも納得するくらいです!
味変のソースが、またたまりません。
夜にふらっときて、このスープにパンとワイン、アラカルトで飲んでいく…幸せですね。ぜひやりたい、やってみていただきたい。
スープ・ド・ポワソンを使用したブイヤベースランチやパエリアもあるそうで、これはおいしいに違いない!
また食べに来たいと思います。
選べるメイン|岩手県白金豚のロースト
岩手の白金豚ローストは、メインの肉料理の中でも一番人気。
甘みのあるマデラーワインでつくられたソースがかかっていました。
肉料理のソースは、肉の種類やそのときに飲んでいるものなどに合わせて変えているそう。シェフの気遣いが盛りだくさんです。
マスタードは自家製で、福井の地がらしをベースにしていて、辛味が強めです。
白金豚の脂は、甘さと食感、軽さが特徴なので、あえて別にカットしているそう。脂身部分もさっぱりした甘さがあり、やみつきになります。
豚肉にはナイフがスッと入り、とんでもなくやわらかいんです。
「レストラン ペティヤン」で使われている白金豚は、岩手県の養豚場から直接仕入れていて、新鮮かつ一度も冷凍されていないのもおいしさの秘訣。
白金豚ローストの下には、大きな万願寺唐辛子とコーンとゴボウが敷かれています。
選べるメイン|甘鯛の鱗焼き
甘鯛の鱗焼きは名前のごとく、鯛(たい)の鱗(うろこ)をパリッと焼き上げています。
鱗が立っていて見た目もきれい!
ザクザクっとしたスナックのような鱗の歯ごたえの後に、ぎゅっと脂がのった甘鯛の味わいが広がります。
甘鯛の下には、カレー風味をきかせたのリゾットが敷かれています。
ほのかに鼻に抜けるスパイシーな香りと、クリーミーな口溶けのバランスが素晴らしいリゾットは、甘鯛と一緒に食べると鯛の脂の甘みと混じり合い、最高の組み合わせです。
添えられている万願寺唐辛子にはバルサミコのソースがかけてあり、程よい酸味があります。
甘鯛と合わせると味がぎゅっと締まった感じがして、こちらもおいしいです!
デザート|パイナップル バニラ ココナッツ
デザートは、バニラのアイスと、季節のフルーツ、ココナッツのブラマンジェ。
この日の季節のフルーツはパイナップルで、少し溶けたアイスと一緒に食べると、ひんやりクリーミーでおいしいです。
アイスを作る工程で、液体を固まらせる際に入りこむ空気を凍らせないようにし、バニラの香りを堪能できるようにしているそうです。
口溶けが良く、口の中の温度が奪われる前に溶けるので、アイスの味をしっかり感じることができます。
アイスの上にはアクセントでコショウをかけているので、ただ甘いだけでなく飽きない味なのもいいですね!
食後のお茶菓子|チョコレートのテリーヌ・自家製プリン・パウンドケーキ
チョコレートのテリーヌは、最後にチョコを食べて欲しいと思っての一品だそうで、小さなカップに入っているのは自家製プリン。
お土産には、甘じょっぱくスパイシーな、カンボジアの塩漬け黒コショウパウンドケーキも付いてきます。
チョコレートのテリーヌ
テリーヌはとても滑らか。程よい甘さで生チョコのような食感です。
小麦粉不使用なので、どの飲み物にも合うとのこと。
自家製プリン
自家製プリンは、トロトロ滑らかプリン。
カラメルソースがほろ苦で、プリンとベストマッチしています。食べる直前にふわっと香ばしい匂いがするのは、下に入っていたカラメルソースの風味でしょうか。生キャラメルのような、芳醇な甘みです。
誕生日など、お祝いごとのときはバスクチーズケーキなどもやっているそうなので、誕生日や記念日に訪れてみても良いかもしれません。
食後のドリンク
コースの最後に出るノンアルコールドリンクは、抹茶や紅茶、そば茶やほうじ茶、コーヒーなどから選べます。
お願いした抹茶は、「レストラン ペティヤン」の女将がオーダー後にたててくれたもの。
デザートのチョコレートのテリーヌと抹茶を合わせると、高級な抹茶チョコのような味わいになります。
紅茶やコーヒーなど、最後の飲み物までかなりのこだわりが
紅茶も種類豊富で、こんな紅茶が飲みたい、こんな料理と合わせたいと相談すれば、丁寧に説明してくれますよ。
また、ほうじ茶は南部鉄器でいれたものだそうです。
コーヒー豆はマンダリンで、コーヒの油分まで余すことなく抽出できるフレンチプレスを使って、いれたてがいただけます。
料理はもちろん、ドリンクまでこだわり抜かれていて、最後まで感動しました!
和のテイストを取り入れたフランス料理「レストラン ペティヤン」で優しさとおいしさを堪能♪
“日本らしく、日本でしかできないこと”をコンセプトのひとつにしていて、フレンチをベースにしながらも、和食器を使ったり、和食の調理方法を取り入れたりしています。
また、女将さんは毎日着物。ご自身で着付けもなさっているとのこと。
広尾や田無からくるお客さんが多く、お客さんの口コミやリアルな情報交換で来店される方がほとんどだそう。吉祥寺に住む方にもぜひ知ってもらいたいお店です!
おせち料理の予約も受付中
そしてなんとおせち料理のメニューもあり、来年の予約もすでに受け付けているそう。
家で「レストラン ペティヤン」の和食フレンチのおせちを思う存分堪能できたら、幸先の良い年始めになること間違いなしですね!
貸し切り、子ども連れもOK!オーナーご夫婦の優しさがあふれるお店
小さな子どもや年配の家族がいる方にも気兼ねなく来店してほしいというオーナーの想いがあり、4~5名でも貸し切りや、どんなことでも気軽に相談してほしいとのことでした。
また、自分の食べやすいスタイルで料理を楽しんでほしいと、席にはおはしも用意。テーブルマナーが苦手で緊張する、という方でも入りやすいですよ!
「レストラン ペティヤン」は、オーナーシェフと女将さんの配慮がされていて、とても心温まるお店です。
レストラン ペティヤン(Restaurant Petillant)
- 電話
- 0422-27-7542
- 営業時間
- 11:30~15:00/17:00~22:00
- 定休日
- 月曜日・祝日
- HPなど
- https://www.instagram.com/peti_llant/
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-26-15 エクレール吉祥寺1F Google Mapで見る