
キュートな雑貨を手にするだけでプチ旅行気分 阿佐ヶ谷「ロシア雑貨店パルク」
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阿佐ヶ谷駅のパール商店街の反対側、北口を出て中杉通りに佇むロシア雑貨店「パルク」。引き戸を開けて店内に入ると、とにかくかわいいものがぎっしり。ロシアの生活を彩る雑貨たちに心がときめきます。
ロシアで買い付けた選りすぐりの雑貨たちが並ぶ「ロシア雑貨店パルク」
お店は阿佐ケ谷駅北口から徒歩8分ほど。阿佐ケ谷駅北口を出て、けやき並木が美しい中杉通りをまっすぐ歩くとお店の看板が見えてきます。
かわいいマトリョーシカの看板が目印のこのお店がロシア雑貨店パルクです。
お店に入ってすぐのテーブルにはマトリョーシカやオーナメント、テーブルデコレーションなどクリスマスをイメージした雑貨がいっぱい。
あれこれ目移りしていると、ふとサンタクロースだと思っていたおじいさんの人形が長い杖を持っていることに気づきました。よく見ると、定番のトナカイはおらず、代わりに女の子の置き物があります。
ロシアのクリスマスってどんな感じなんだろうと疑問に思っていると、オーナーの渡辺裕美さんが声をかけてくれました。
「ロシアはソ連時代には宗教を基本的に禁止していたので、クリスマスを祝うということがありませんでした。その代わり、民話の世界からやってきたジェット・マロースと呼ばれる極寒おじいさんとスネグラチカと呼ばれる雪娘が子どもたちにプレゼントを届けていました。その名残でジェット・マロースは、長い魔法の杖を持っていて、トロイカと呼ばれる3頭の馬が引くそりに乗っているのが特徴。だからトナカイもいないんですよ。」
と、丁寧にロシアのクリスマスについて教えていただきました。
オーナー厳選のロシアのご当地工芸品がずらり!
年に2回、渡辺さんがロシア各地をめぐってセレクトした工芸品が所狭しと並んでいます。思わず手に取りたくなるかわいいご当地ものが勢ぞろい。
「2008年にお店を始めたころは、ロシアの物価上昇率が高くて商品を仕入れるのが大変でした。最初はロシアの布を持ち帰って日本でバッグを作ってもらったりしていたのですが、ロシアの経済が落ち着くとともに徐々に商品数も増加。マトリョーシカや食器、ストールやエプロンなどロシアの“かわいい”ものを飾っています」と渡辺さん。
左がロシア北方の街、アルハンゲリスク地方に伝わるメゼン塗り、右がゴロジェツという町で作られるゴロジェツ塗り。色鮮やかですね。
ロシア料理店で見かけたことがある人も多いホフロマ塗りです。
ジャムなどを入れる小鉢やティースプーンが人気。漆塗りですが、スプーンが640円からと意外とお手ごろ価格です。
入り口すぐの左側には、人形の中からひと回り小さな人形が出てくるロシアの民芸品マトリョーシカがずらりと並んでいます。
たくさんのマトリョーシカが並びます。どれも表情が違って本当にかわいい! まつ毛バサバサなマトリョーシカだったり、出てくるマトリョーシカのすべてが異なる人形だったりとバラエティー豊かです。
こちらのマトリョーシカは作家さんのもの。一部は渡辺さんが作家さんにリクエストして作ってもらっている特別なマトリョーシカです。水彩画のような淡い色合いがやさしく、人形の顔もとても穏やかな表情をしています。
「ロシア雑貨店パルク」では本場の味を買えちゃいます
隠れた人気商品がボルシチのもと(640円)。ロシア料理と思っていたボルシチは実はウクライナ生まれだそう。その本場ウクライナのボルシチのもとです。お肉と野菜でスープを作ったあとに入れるだけでボルシチになるスグレモノで、リピーターのため在庫を切らさないようにしているのだとか。
この時期プレゼントに良さそうなのがブルガリアダマスクローズの花びらジャム950円です。「そのまま味わってもいいですし、お湯やソーダで割って飲むのもオススメ」と渡辺さん。
まとめ
ほかにも、プーチン大統領グッズや大きな耳にふわふわの毛でおなじみのチェブラーシカグッズなどが置いてあり、コンパクトな空間ながらも時が経つのを忘れるほど楽しめます。
ちょこっと旅気分を味わいに、パルクへ訪れてみませんか?

ロシア雑貨店パルク
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 月曜日
- HPなど
- http://russianzakkapark.blogspot.com/
- 電話
- 03-6479-3658
- 住所
- 東京都杉並区阿佐ケ谷北4-5-8、1階 Google Mapで見る