
オープンエアが気持ちいい! イルミネーションきらめく中野レンガ坂が“外飲みストリート”に
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おしゃれな商店街として人気の中野レンガ坂商店会では今、「中野レンガ坂商店会外飲みストリート」を開催中。それぞれのお店の前にテーブルや椅子、カウンターが用意され、心地よい外飲みが楽しめます。
イルミネーションで彩られたおしゃれな通りで気軽に一杯
中野駅南口から徒歩1分の中野レンガ坂は、レンガが敷き詰められた坂道におしゃれな飲食店が並ぶ人気スポット。家族連れや友人同士のほか1人で訪れる人も多く、いつもにぎわっています。
この通りで11/29(日)まで開催されているイベントが「中野レンガ坂外飲みストリート」です。商店会のうち10店舗がお店の前にテーブルやカウンターを設置。それ以外にも20店舗ほどがテイクアウトや店内でのサービスを実施しています。
中野レンガ坂商店会会長の岡田俊彦さんに話を聞くと、「新型コロナウイルス感染症で影響を受けている飲食店などを支援するための緊急措置として、国土交通省の路上利用の占用許可基準が緩和されました。それを受けて商店会として申請、通常ではできなかった店舗前での“外飲み”が実現したんです」とのこと。この基準緩和を利用してのイベントは中野区では初だそうです。
「ヨーロッパの路地裏のように、オープンな雰囲気で気軽にテラスでの食事や立ち飲みを楽しんでいただければと思います。屋外で飲食するとよりおいしく感じると言われますし、3密対策にもなります。参加店は東京都の感染拡大防止ガイドラインに沿って営業していますので、みんなでルールを守って楽しんでほしいですね」と岡田さん。
そこで、何軒かお店をはしごしてみました。
スペインバル si o no(シオノ)
レンガ坂を上ってすぐ右側にあるお店。生ハムやアヒージョ、パエリアなどのおいしいお料理とお酒で、スペインのバルの雰囲気が気軽に楽しめます。
いただいたのは「マッシュルームの陶板焼き」780円と ハウスワイン450円。
陶板焼きは炒めた生ハムとニンニクを肉厚のマッシュルームに詰めたもの。噛むと口の中でジュワーッとうま味が広がり、ワインとの相性もピッタリです。これはお酒が進みますね。
マッシュルームの下でキラキラと輝いている、香ばしくておいしさが溶け込んでいるオイル。これを、テーブルチャージ(350円)として出される自慢のスペイン産白パンに付けて食べると…もう止まりません。飲んで、食べて、至福のひととき。パンはおかわりもできます。
ちなみにこの日は4個でしたが、マッシュルームのサイズによって個数が変わる場合があるそうです。
鉄板イタリアン 五感
入り口周りが赤く縁どられたインパクトのある外観。夜は鉄板を使うカジュアルイタリアンがリーズナブルに楽しめると人気のお店で、ランチタイムのもちもち生パスタも評判です。外飲みが始まってからカウンターを開けたそうで、手際よく料理するスタッフさんの姿が間近で見られます。
こちらでは多くの人が注文するという「名物!!ローストビーフ」をいただくことにしました。ただ、私一人で食べきれるかな、と少し不安が。するとスタッフさんから「ハーフサイズにしますか?」との言葉が。ありがたくハーフでお願いしました。通常780円が580円になります。
カウンターで待っていると、ローストビーフが登場。ハーフといっても、思っていたより量があります。
ひと口食べてビックリ、しっとりジューシーでやわらか~い! ローストビーフがちょっと苦手だったという人が「このお店のを食べたらローストビーフのイメージが変わった。絶品です」というのも納得の味わいでした。
自家製ポン酢&わさびマヨネーズのソースもとてもよく合い、あっという間に完食。これは通常サイズでもよかったかも…。次はぜひパスタも食べてみたいと思います。
※以前伺った時の記事はこちら→「パスタの種類は24種!もちもち生パスタが美味しい「中野 五感」」
日本酒バル 中野青二才
続いて、坂を少し上った左側にある「日本酒バル 中野青二才」へ。中野でも人気の日本酒専門のお店で、こだわりの日本酒が豊富にそろっています。
このお店では「もっとたくさんの人に、もっと気軽に日本酒を楽しんでほしい」との思いから、自由な日本酒のオーダーの仕方を提案。銘柄で選ぶだけでなく、「コクのある」「キレの良い」「みずみずしい」「刺激的な」などそのときの気分に合わせたり、お料理に合わせて、ピッタリの日本酒を選んでもらうことができます。
さらに日本酒の量も1合、2合ではなく、3勺390円、5勺540円、8勺840円、1.5合1480円となっているから、自分に合った量でお願いできるのも魅力。1勺=10分の1合なので、少しずつテイスティング感覚で楽しめるのは日本酒好きな人はもちろんビギナーにもうれしいですね。
「日本酒初心者にも飲みやすいお酒と、お酒に合わせて何か軽くつまめるものを」とお願いしたところ、「新政(あらまさ)」というお酒(3勺)と、「おまかせ酒肴四種盛り」(820円)をお勧めされました。
「新政」は秋田の米と秋田の水を原料にしたフルーティーなお酒でスッキリした後味。とても飲みやすいお酒です。四種盛りの内容は日によって替わり、この日は右から燻製かずのこクリームチーズ・ヤリイカの柚子胡椒塩辛・アーリーレッドのさっぱりマリネ・鮟肝のなめろう仕立て。どれも日本酒との相性バツグンで、大満足の組み合わせでした。
vivo daily stand 中野店
「日本酒バル 中野青二才」を出て数メートル歩いた左側にある「vivo daily stand中野店」はフレンチデリとデイリーワインをメインに提供している、一人でも気軽に入れる地域密着型のカジュアルな雰囲気のバル。いつもの外のテーブルがアレンジされて、ゆったりと“外飲み”が楽しめます。
常時16~20種類用意されているデリは毎週新作が登場し、新しいおいしさに出合えるのも魅力。メニューは季節によって異なり、毎週更新されています。
今回は「お肉のパテ」(400円)と赤ワイン(400円)をいただきました。
パテはスパイスが効いていてお肉のうま味が濃厚~! ワインともよく合います。
デリやハム、チーズはすべて400円とリーズナブルだし、テイクアウトもできるので、家であれこれ味わってみるのも楽しいですね。
「外飲みストリート」は11/29(日)まで
今回の基準緩和の対象エリアは、中野レンガ坂だけでなく、中野マルイの裏にある「四季の庭」も含まれています。にぎやかな通りとはまた違った趣で、のんびりくつろぐのもよさそう。
開催期間は11/29(日)までで、開催時間は18:00~22:00(土・日曜、祝日は12:00から)。個性豊かなお店がそろっている中野レンガ坂。お散歩気分で外飲みやはしご酒を楽しんでみませんか?
※営業時間は各店で異なります

nakanoレンガ坂外飲みストリート
- 開催時間
- 18:00〜22:00(土日祝は12:00~)
- 期間
- 11/29まで
- URL
- https://rengazaka.tokyo.jp/
- 住所
- 中野区中野3-36付近 Google Mapで見る