
【休業】 ≪毎月第2日曜日≫西荻窪「こけし屋」のグルメの日曜朝市に行ってきました
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昭和24年創業のフレンチ「こけし屋」の味を気軽に楽しめる朝市。2017年の6月の開催で、なんと410回目となります。毎回、地元や近隣から800~1000人もの人出があるとか。その長年にわたる人気の秘訣を探るべく、朝から出かけてきました。
※2022年4月追記 こちらのお店は2022年3月末をもって休業し、3年程度の建築期間後に営業を再開する予定とのことです。
詳しくは公式HPhttp://www.kokeshiya.com/をご覧ください。
日曜日の7:50から西荻駅前にこの行列
朝8:00から始まると聞いて余裕を持って到着したのですが、西荻南中央通りからすでに見える行列! 予想を超える賑わいにドキドキしながら、会場となる別館の方へ回ってみると…。
すでに大入り満員状態です。後から話しを聞いてみると、地元の人は特に、焼きたてパンを目指して行列するのだとか。
朝市でしか買えない限定パンが多数
ブリオッシュ1個75円や、チョコクロワッサン1個110円などは、普段お店では販売していないもの。この気軽に買える値段ということもあり、みなさんたくさん買われていきます。
また、トーストサンド600円やパティシエ特製のキッシュ350円は普段、レストランでは食べられないせいか、30分ほどですべて売り切れに。
名物!「仔羊の炭火焼き(アニョー)」と「オムレツ」の行列に並んでみた
どのメニューもたくさんの行列ができているのですが、まずはフランス料理ならではの仔羊の炭火焼きの列へ。ちなみに「アニョー」とは、フランス語で「仔羊」という意味です。さて、待つこと約20分。
豪快に炭火で香ばしく焼かれた、仔羊の炭火焼き(アニョー)1本480円が購入できました!
朝ですが、やはりここは赤ワイン320円と合わせていただきます。あまりクセがなく、とても軟らかくておいしい。添えられた粒マスタードもアクセントに。この優雅なひとときは、まるでフランスの朝市にいるかのようです。
次にオムレツの列へ。すでにみなさん、ある程度、購入した後だったようで、あまり並ばずに順番が回ってきました。
注文を受けてから卵を割り、目の前でスタッフが1つずつフライパンで焼き上げてくれます。
オムレツ400円。ふんわりトロトロとしたシンプルなオムレツに、まろやかなトマトソースが相性抜群。とても優しい味わいでした。
他にも、おいしいグルメが盛りだくさん
ハヤシライスとポークカレー各550円。こちらのポークカレーは、作家の松本清張がお気に入りだったというメニュー。朝市では、お得にその味が楽しめます。
貝のスープは2種類あり、はまぐり500円、あさり400円。
洋食ならではの揚げたてポテトコロッケやカニコロッケ各120円、エビフライ280円なども販売していました。
青空の下でも、別館の中でも、ゆっくり食事ができます
会場の中央や脇の辺りに、テーブルが用意されています。
別館の1階、2階も開放されており、ここで食事ができるようになっているので、家族やお友達同士で朝食を楽しむ姿も見られました。
すべてのメニューがお持ち帰りできるようになっているので、夜ご飯用におみやげにする人が多数。せっかくなので、文豪が愛したカレーはテイクアウトに。
後から食べてみましたが、19種類のスパイスとハーブを効かせて作っているというポークカレーは、厚切りのバラ肉がとろっと口の中でほどける、コクのあるリッチな味わいでした。
まとめ
店長の川上さんによると、吉祥寺と荻窪という繁華街に挟まれた西荻窪は、日曜日になるとすっと人出がなくなってしまうため、従業員で話し合って「朝市」を発案したとか。今や、雨の日も雪の日も30年以上続く名物イベントになっています。朝からおいしいフランス料理でリッチな気分になれる朝市。これからもずっと続けてほしいなと思いました。

こけし屋グルメの日曜朝市
- 日程
- 毎月第2日曜日(次回は7/9)8:00~11:00
- 住所
- 杉並区西荻南3-14-6 Google Mapで見る
- 電話
- 03-3334-5111
- URL
- http://www.kokeshiya.com/