高円寺アパート1階「JULES VERNE COFFEE」で、想像力をかき立てるこだわりコーヒーを
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高円寺アパートメントの1階に、2017年8月にオープンしたコーヒーショップ「JULES VERNE COFFEE(ジュール ヴェルヌ コーヒー)」。下町情緒ただようのどかな住宅街で味わえる、本格的なコーヒーと個性的なスイーツをご紹介します。
元社宅をリノベーション!「JULES VERNE COFFEE」で電車を眺めながらコーヒーブレイク
高円寺駅を降り、線路下にある高円寺ストリートを阿佐ヶ谷方面へひたすら歩くこと10分弱。
つきあたりのスーパーマーケットの右側にたたずむ、真っ白なアパートの1階に「JULES VERNE COFFEE(ジュールヴェルヌコーヒー)」はあります。
阿佐ヶ谷との中間あたりに位置するこの「高円寺アパートメント」は、元々はJRの社宅だったのだとか。
今は、2階以上は一般向けの住居になっていて、入り口にはスロープがあるので、ベビーカーや車いすなどどんな方も入店もしやすいユニバーサルな造りになっています。
お店のスロープの横には芝生が広がっていて、春や秋になると飲食店やアパートの住人達でイベントを行ったり、テイクアウトして外でコーヒーを飲む方もいるそうです。
目の前に線路があり、電車を眺めながらのコーヒータイムも気持ちよさそう♪
“冒険”をテーマにしたオシャレなインテリアの「JULES VERNE COFFEE」
中に入ると、こぢんまりとしていながらもこだわりの感じられるインテリア。
あちこちにちりばめられた細やかな雑貨や装飾も、見ているだけで楽しくなります。
ここは小部屋のような一角ですが、扉のガラスが大きいので思った以上に解放的。
のんびりリラックスしながらコーヒーを楽しめそうです。
想像力をかき立てるユニークな名前のオリジナルブレンドコーヒー
「JULES VERNE COFFEE」で飲める、定番のオリジナルブレンド(ホット)は3種類で各600円。
ユニークなのが、その名前。一体どんなコーヒーなのか興味をそそられますね。
- ファーストブレンド
- 時間に関する新説ブレンド
- 月世界旅行記
店名とコーヒーの名前の由来
「店名の由来になったジュール・ヴェルヌのSF作品は、想像力を使って未来を描いていて、とてもユニークです。私たちも“想像力があってこそ未来を生きられる”と考えていて、コーヒーにも“想像力”を大切にしています。コーヒーを飲みながら、いろいろな想像を膨らませて思いをはせてほしい、そんな気持ちを込めてコーヒーの名前をつけています」と亜希子さん。
なるほど、名前ひとつからでも、じっくりとコーヒーと向き合い、味を楽しむことができるのですね。
また、プレゼントのラッピングもできるので、コーヒー好きな方へのプレゼントにも良さそう。
「JULES VERNE COFFEE」の歴史
「白い壁はJRの社宅時代とほぼ変わらない状態なのですが、もともとリノベーションやDIYが好きだったこともあって、装飾から床の張替えなども自分たちで行いました。」
「店名はフランスのSF作家“ジュール・ヴェルヌ”から取りました。彼の作品のイメージから、装飾は冒険をテーマにしています」
とマネージャーの小山亜希子さん。
12年前に茨城県にお店を開いたのですが、杉並エリアはオーナーでご主人でもある小山彰一さんと亜希子さんのなじみの土地だったこともあり、2017年の8月に移転。
今でも茨城県のお店はときどき開店しているそうです。
「JULES VERNE COFFEE」のコーヒー豆
「JULES VERNE COFFEE」はコーヒー豆を販売するカフェ。店内にはずらりとコーヒー豆が並んでいます。
オーナーの彰一さんは、国内の焙煎技術を競う大会・JCRCジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップのファイナリストなのだそう。
「私たちは、“コーヒー豆が一番大事”と考えています。おいしいコーヒーは、確かなロースト技術があってこそ。せっかくのコーヒータイムはリラックスして過ごしていただきたいので、入れ方にこだわらず、家庭のコーヒーメーカーでも変わらぬおいしさを楽しんでいただける豆を提供しています」
と亜希子さん。
焙煎に使用するのは「GIESEN(ギーセン)」というオランダのローストマシン
コーヒー豆の焙煎(ばいせん)には、世界最高の性能を持つといわれる「GIESEN(ギーセン)」というオランダのローストマシンを使っています。
通常のローストマシンに比べて、回転数や風量など細かい設定が変更できるので、豆ごとに繊細に焙煎具合を微調整できるそうです。
確かな知識があるからこそ、ピンポイントでの調整ができるんですね。
「JULES VERNE COFFEE」のアイスコーヒー
さっそく、暑い日に飲みたくなるアイスコーヒーを。
ビターとすっきりタイプの2種類があるのですが、今回はすっきりタイプの「エチオピア・イルガチェフ」をチョイス。
飲んだ瞬間に広がる、軽やかなコーヒーの香りと酸味が爽やか。そしてほのかな香ばしさが後味に感じられ、のど越しスッキリです。これはのどが渇いたときにゴクゴク飲めますね。
「かなり浅煎りで、香りを高くサラッとさせています。アイスティーのようなスッキリとした味わいを感じていただけると思います」
と亜希子さん。
「JULES VERNE COFFEE」のフレッシュ・フルーツサンド
さらに「JULES VERNE COFFEE」は、スイーツも逸品ぞろい。見栄えも味も定評のある、フレッシュ・フルーツサンドもいただきました。
大きくカットされたフルーツがゴロゴロ入っていて、ボリューム満点!
固めにホイップされたクリームは甘さ控えめでなめらか、フルーツの甘さを絶妙に引き立てています。
はさんでいるパンも厳選に厳選を重ねたものだそうで、しっとりしていてまるで高級なケーキのよう。
旬のフルーツを使っているので、季節によって中身が替わるとのこと。訪れるごとに違う味を楽しめるのは嬉しいですね。
夏季限定のかき氷も♪
夏は、スイーツメニューにかき氷も登場!
こちらは、紅茶蜜かき氷withオレンジクリーム 750円です。食べながら追加できる“追いシロップ”も付いてきます。
甘さ控えめですが、しっかりとアールグレイの香りが感じられる紅茶シロップがとても上品。
上にのっているオレンジクリームは、オレンジピールが入っていてほのかに甘酸っぱく、シロップと合わさるとオレンジティーを飲んでいるような爽やかな風味がします。
後味も香りが良くさっぱりしていて、まさに“大人のかき氷”という印象でした。
散歩途中のブレイクタイムにちょうどいい「JULES VERNE COFFEE 高円寺」
「JULES VERNE COFFEE 高円寺」が入っているビルは、元社宅というだけに、お店同士や住人との距離が近いのだそう。
店主のご夫婦もとても気さくで、全てにおいて親しみやすさを感じさせる素敵なコーヒーショップでした。
高円寺や阿佐ヶ谷周辺のお散歩のブレイクタイムに、本格的なコーヒーの味とスイーツを堪能してみてくださいね。
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JULES VERNE COFFEE(ジュールヴェルヌコーヒー)
- 営業時間
- 月・木~日曜日/12:00~17:00
- 定休日
- 月曜日
- HPなど
- http://r.goope.jp/camino-coffee
- 電話
- 03-5356-9810
- 住所
- 東京都杉並区高円寺北4-2-24 アールリエット高円寺A 106 Google Mapで見る