中道通りを進んだ吉祥寺西公園手前にある小さめサイズの植物専門店「ECHO PLANTS」

2023年7月22日に吉祥寺にオープンした、小さめサイズの植物専門店「ECHO PLANTS」。

吉祥寺駅の西口を出て、中道通りを5～6分ほどまっすぐ歩いて左側、2階に爬虫類（はちゅうるい）カフェ「はちゅカフェ」がある角を、左に曲がってすぐの場所にあります。

中道通りのその先には、カレーで有名な「Surya Sajilo」や吉祥寺西公園がありますが、そこまで行くと行き過ぎなので戻ってくださいね。

 「ECHO PLANTS」の店頭の植物たちのかわいさに立ち止まってしまう

店外のビカクシダの大きな葉の緑と、店内に並ぶ小さな植物の対比が、外から見てももうすでにすてきです。

店頭には、ふわふわとした植物たちが並んでいて、店内に入る前に思わず立ち止まってしまいます。
地面には、まんまるできれいな黄緑色のコキアや、白い斑（まだら）入りの美しい葉のウエストリンギアなど、小さな葉がかわいらしく優しい雰囲気のある植物たちが集められていました。

木製のステップの一番上にある、波打つような大きな葉をもつ特徴的な植物には、「ブルーマウンテン」と書かれています。
コーヒーの木⁈日本でもコーヒーの木を育てられるんですね！

見た目はどこかで見たことのあるようなフォルムのものもあったり、逆に見たこともない不思議な形のものもあったりして、一つひとつをじっくりと観察したくなり、なかなか店内に入れません。
なんともいえないぷっくりとしたフォルムで人気のグラキリスも、いろいろな大きさのものが並んでいました。

店頭に並ぶ植物だけでも、名前も正体も育て方もまったくわからない植物だらけなのは確か。
今回は、室内で簡単に育てられて、できるだけ大きくなりにくい植物を探しに来たのですが、この時点で「私に育てられるものがあるのだろうか…」と少し弱気になりました。

 「ECHO PLANTS」の店内

店内に入ると程よい湿気と涼しさがあり、カラーリーフや斑入り、細かい葉でシダのようなものから割と大きめの葉のものなど、たくさんの種類の生き生きとした植物が棚の上に並んでいます。

お店に置いてある植物は、観葉植物、サボテンに多肉植物、オーストラリアや南アフリカなど南半球の地域に自生しているネイティブプランツなどが中心のようです。
おしゃれな鉢や、植物を育てるために必要な道具などもあります。

写真にまつわる雑貨も植物と一緒にディスプレイ

店主の秋谷さんは写真家でもあり、写真に関する小物も植物と一緒に飾られていて、センスの良さを感じます。
雑貨との組み合わせは、小さい植物を自分の家に置くときの参考にもなりそうですね。

 小さいサイズの植物たちは窓際に

小さいサイズの植物たちは、窓際に集まっています。
たくさんの種類の小さな鉢植えがあり、どれも個性的なので、じっくり観察しているとキリがないくらいです。

「これはどんな植物ですか？」と聞いたり、「これ、おもしろい！」と感想を言ったりすると、名前や種類はもちろん、「いいですよね～」「それ、僕もお気に入りです」と、店主の秋谷さんから返ってきます。

どの植物を指してもどれもそんな感じのお答えで、しかも植物に添えられているカードにも「店主お気に入り」と書いてあるものが多く、植物に対する愛が伝わってきて、こちらもなんだか幸せな気持ちに。

このアロエ・エリナケアは、サメの牙が並んだような多肉植物で、私的には、ティムバートンの描くモンスターが具現化されたような植物に見えて、かなり引かれました。
ここに添えられているカードにも、「店主がとくに気に入っている植物。“トゲトゲくん”」とあります（笑）。

広くない店内なのですが、秋谷さんから植物一つひとつの特徴や育て方のお話を聞いていると、どんどんその植物に興味が湧いてきて、ずっとお店にいたくなるのが不思議でした。

私の希望が「育てやすい」「大きくならない」鉢植えだったので、それだったらとおすすめを教えてくれたり、水やりや植え替えの頻度も教えてくれるので、徐々に育てられそうなものが絞られていきます。

 「ECHO PLANTS」で選んだのは、ベビーゴムノキ

購入した鉢植えは、鉢植えごと緩衝材（かんしょうざい）の紙に包んで、お店のロゴシールが貼られた紙袋に入れてくれます。この小さな紙袋でサッと持って帰れるのも、小さな鉢植えならでは。

鉢を覆う緩衝材は薄めのものなので、自転車の振動で鉢が割れないように、紙袋はカゴに入れずハンドルにぶら下げて持って帰りました。

数ある小さめの植物からなぜこれを選んだかというと、このまん丸の葉の形とグリーンのグラデーション、枝の先端からとげのように出てきている新芽のかわいさに引かれたから。
棚に並んでいるときに、グレーのコンクリートのようなまん丸の鉢植えの中で、ピカピカと葉が光っていて目立っていたんです。
女性に人気があって、よく売れているとのこと。

秋谷さんによると、水やりもそこまで気を使わなくていいし、木も大きくなりにくいそうです。
さらに、水やりをした後に、丸い鉢の底に溜まる水が出るように、鉢を少し下に振り切ってあげるといいという育て方のコツも教えてもらいました！

ただ、いろいろな植物の名前を聞いて、肝心の買った植物の名前を正確に覚えていないという…。
ゴムの木の種類ということは覚えていたので、いろいろ検索したのですが、正確な名前を確定できませんでした。

直射日光が当たる場所よりは、カーテン越しだけど日当たりと風通しの良い場所に置きました。小さいのに結構な存在感があります♪
植物を育てるのが得意とは言えない私の家で、生き生き育ってくれますように。

 「ECHO PLANTS」の小さな植物をコレクションしにまた行きたくなる！

昔、管理が簡単な多肉植物を枯らしたことがあって、今回は多肉植物ではないものをと思ってゴムの木の種類を買いました。

ただ、「ECHO PLANTS」に並んでいる個性的な多肉植物やサボテンを見ていたら、全部かわいらしく見えて、すぐにまたほかの小さい植物も見に行きたい！という気持ちに。
それだけでなく、店主の秋谷さんの植物愛もお聞きしに行きたい気持ちになってしまうんです。買った植物の名前も、もう一度聞きにいかなくちゃ！

小さくて個性的な植物をコレクションしに、何度も通いたくなるとってもすてきなお店です。

ECHO PLANTS

営業時間

12:00〜19:00

定休日

月・火曜日、不定休

HPなど

https://echoplants.jp/

住所

東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-3　Google Mapで見る